はじめに
GitHub MCPサーバーを使用することで、Claude DesktopからGitHubの操作を直接行うことが可能になります。
目次
- 前提条件と準備
- Personal Access Tokenの取得
- MCPサーバーのインストール
- Claude Desktopの設定
- 動作確認とGitHub操作
- トラブルシューティング
前提条件と準備
Node.jsのインストール
Node.jsは、JavaScriptをサーバーサイドで実行するための環境です。GitHub MCPサーバーを動作させるために必要不可欠です。
インストール手順:
- Node.js公式サイトから最新のLTS(Long Term Support)バージョンをダウンロード
- ダウンロードしたインストーラーを実行
- インストール完了後、以下のコマンドで正常にインストールされたか確認:
node -v
バージョン番号が表示されれば、インストールは成功です。
GitHub Personal Access Tokenの取得
トークンとは
Personal Access Tokenは、GitHubのAPIにアクセスするための認証キーです。パスワードの代わりとして使用され、より安全な認証方法を提供します。
取得手順
- GitHubにログイン
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- Settings → Developer settings → Personal access tokens → Tokens (classic)を選択
- 「Generate new token」をクリック
- 必要な権限を設定:
- repo(全ての権限)
- workflow
- read:org
- トークンを生成し、安全な場所に保存
重要: 生成されたトークンは一度しか表示されません。必ず安全な場所に保存してください。
MCPサーバーのインストール
パッケージのインストール
以下のコマンドを実行して、GitHub MCPサーバーをグローバルにインストールします:
npm install -g @modelcontextprotocol/server-github
Claude Desktopの設定
設定ファイルの編集
%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
ファイルを開く- 以下の設定を追加:
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "node",
"args": [
"C:\\Users\\あなたのユーザー名\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-github\\dist\\index.js"
],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "あなたのトークン"
}
}
}
}
注意点:
あなたのユーザー名
は実際のWindowsのユーザー名に置き換えてくださいあなたのトークン
には、先ほど取得したPersonal Access Tokenを入力してください
動作確認
設定の反映
- Claude Desktopを完全に終了
- 再度起動
- チャット欄の右下に金槌アイコンが表示されていることを確認
基本的なGitHub操作
以下のような操作が可能になります:
- リポジトリの作成
「新しいリポジトリを作成して」とClaudeに指示
- ファイルの作成・更新
「README.mdファイルを作成して」とClaudeに指示
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法
- 金槌アイコンが表示されない
- Node.jsが正しくインストールされているか確認
- 設定ファイルのパスが正しいか確認
- Personal Access Tokenが正しく設定されているか確認
- GitHub操作がエラーになる
- トークンの権限が適切に設定されているか確認
- インターネット接続を確認
- トークンの有効期限が切れていないか確認
まとめ
以上の手順で、GitHub MCPサーバーのセットアップは完了です。これにより、Claude DesktopからGitHubの操作が可能になります。不明な点がある場合は、各手順を再確認するか、エラーメッセージを参考に対処してください。